1950年頃に描かれた図面の整理
2019年1月6日、約70年以上前に母方の父(祖父)が描いた図面が出てきた。設計した建物の詳細は不明。描いた時期も不明。コンペか何かで提案したものかもしれない。
→といったことを個人のFacebookで投稿すること一時間。大学の先輩より、1950年の山口県・下関市庁舎コンペ案に提出した図面であることが発覚!
作品名:「和」
設計者:宮内 忠/Tadashi Miyauchi
1917年(大正6年)〜1918年頃、鹿児島県で生まれる。
1951年(昭和26年)ルース台風にて没。享年33歳もしくは34歳。
1階平面(面積:2477.78㎡)
中央の御影石のポーチから玄関・広前へ。
中央右側(東側)には、商工課、戸籍課、税務課、消防第1事務室などを配す。
中央左側(西側)には、館内銀行、郵便局、市金庫、収入役室、会計課、監査委員室、財務課、食堂兼喫煙室、共済会事務室、売店、散髪室、保健体育室、炊事場などが配されている。
東1階平面(面積:1219.88㎡)
水道課、消防第2事務室、消防車庫など。
東2階平面(面積:1219.88㎡)
車庫、大倉庫など。
地下平面(面積:190.80㎡)
電気室、ボイラー室など。
配置図の敷地の形状から下関市庁舎と判明。
文・写真/千葉 基
(七ツ道具.jp編集長)