ほっとできる街
リッチモンドでエネルギーを充電
イギリス、ロンドン南西部に位置する街、リッチモンド。ロンドン中心地からは、チューブと呼ばれる地下鉄のディストリクトラインで40分ほど。カフェ、レストランも多く、ショッピングにもぴったりですが、中心地より、少しゆったりとした時間が流れます。そんな街から、リッチモンドパーク、そしてテムズ川周辺をご紹介します。
この場所は、ロンドンの自然に触れあえ、新鮮な空気を吸ってリフレッシュするのにぴったりです。
リッチモンドパーク内では野生の鹿、そしてテムズ川では白鳥や美味しいものに出合えます。
早速、野生の鹿の撮影に挑戦。
今まで鹿たちに近づいた経験がなかったので、逃げられないように、どこまで近づけるか、草むらの中をそろりそろり…ラッキーなことに鹿の群れに遭遇。愛らしい目線がこちらに向けられたところをパシャリ! 夢中で撮りながらも、穏やかに草を食べている姿に、心がほっこりとしました。
鹿たちが食事をしているすぐそばの道路では車が走り、ロンドンの人たちが朝のランニングをしたりと、この場所には野生動物との生活が身近にあります。また、撮影しているとウォーキング中の方が「グットモーニング!」「いい写真撮れた?」と話しかけてくれるなど、とても気さくです。
イギリスの気候は、日本とは異なります。夏の猛暑はなく、冬の雪もめったに降りません。ですが、秋になると日本のように紅葉します。パーク内にもたくさんの木々があり、赤、黄、茶などに色付いた葉が、目を楽しませてくれます。
パークから少し歩いて、テムズ川沿いへ。ここにあるレストランやパブから夕焼け空を眺めるのは、最高のリラックスタイム。
いつもより大きく深呼吸して、少しひんやりとした空気を吸うと、気持ちをリフレッシュすることができるでしょう。
パブでの私のお気に入りは、キウイとライムのサイダーとスイートポテトチップス。このスイートポテトチップスが、フライドポテトとはひと味違い、ほんのり甘く、マヨネーズとの相性バツグンなんです! ちなみに、イギリスでチップスとは、フライドポテトのことを意味します。フィッシュ・アンド・チップスのチップスとはフライドポテトのことなんですね。
コンテンポラリーダンスを踊っている私にとっては、インスピレーションやヒントが大事です。それらを見つけるためにも、心を癒し、明日を生きるためのエネルギーを与えてくれる場所、それがリッチモンドです。
文・写真
福田智子 Satoko Fukuda
福岡生まれ。ソレイヤジェインズインターナショナルバレエスクールにてクラシックバレエを始める。2013年より英国、ランベールスクールオブバレエ&コンテンポラリーダンスにて学びを深める。卒業後はイギリスを拠点に、ニューヨーク、韓国、フランスでもコンテンポラリーダンスを踊る。
Instagram @satokofukuda_dance @dancersnetwork_jp
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