本棚のあるシックなリビングラウンジ
ペット共生を考慮した大判タイル仕上げ

30代デザイナーカップルと猫とのマンションリノベ。様々なグレートーンでカラーコーディネイトし、シックな空間とした。リビング壁面には、ディーター・ラムスのデザインした「ヴィッツウ/606シェルビング・システム」の本棚を配置。床はペット共生を考慮した大判タイル仕上げとなっている。

南窓から柔らかな光が差し込むLDK。床材のタイルと天井のクロスのダスティーカラーが落ち着いた大人のクールさをプラスした。

夜は最小限の間接照明がラグジュアリーな空間へと誘う。道路に面している寝室のため、内窓を入れて二重窓に、静音性を確保。

Before
After

白と黒の間に存在する様々なグレー。グレーゾーンは透明感へと変色し、ゼロ・グラビティのような錯覚を誘引する。さらにグレーという無彩色は、配置されたモノを引き立たせる効果がある。施主のコレクションを最大限に際立たせるための手法として、様々なグラデーションのグレーで空間を構成し「存在感のない箱」をデザインした。

設計/施工
松山 真介 Shinsuke  Matsuyama株式会社アポロ計画 リノベエステイト事業部

1968年 福岡県北九州市生まれ。
1993年 九州芸術工科大学(現・九州大学)卒業。
2000年 クリエイティブカンパニー「アポロ計画」設立。「モノづくり・ウワサづくり・売上づくりのデザイン」を理念と掲げ、様々なデザイン事業を展開する。
中古建築の再生に特化した「リノベエステイト」代表。一級建築士としての経験に基づき多数のリノベーションを手がける。社団法人リノベーション住宅推進協議会九州部会長として、既存住宅市場拡大のための様々な活動に携わり、講演活動も積極的に行う。


一級建築士(登録番号 第271276号)
宅地建物取引士(登録番号 (福岡)第042228号)
リノベーション住宅推進協議会 九州部会会長
サウナ・スパ プロフェッショナル(管理士)
社団法人 福岡県建築士会会員