間仕切りを取っ払った一体型LDK
キッチンから臨めるバルコニー越しの夜景
築28年の4LDKファミリー向けマンションを1LDK+WICとフルリノベーション。30代夫婦と子どもの3人暮らしに適した住まいのあり方を考えた。この住居には大型のルーフバルコニーがあるが、もともとの間取りではLDKに面しておらず暮らしとの繋がりが薄かった。施主からはルーフバルコニーを使ってお家アウトドアライフを楽しみたいとの要望もあった。
そこで、室内向きのキッチンをルーフバルコニー側に向きを変え、リビング側の間仕切りを取っ払い、内と外との一体感あるダイナミックなLDK空間となった。
レイアウトを大きく変更し、この住居の最大の特徴である大型のルーフバルコニーとLDKとの繋がりを再構築した。基本性能の向上を目指し、内窓の配置、断熱改修を行い、暮らしやすく低燃費なリノベーションとしている。
家事動線の良いオーダーメードのアイランドキッチンはkitchenhouse製。
ルーフバルコニーとLDKとの繋がりを再構築したことによりルーフバルコニーが屋外LDKと昇華、アウトドアライフが満喫できる空間となっている。
設計/施工
松山 真介 Shinsuke Matsuyama/株式会社アポロ計画 リノベエステイト事業部
1968年 福岡県北九州市生まれ。
1993年 九州芸術工科大学(現・九州大学)卒業。
2000年 クリエイティブカンパニー「アポロ計画」設立。「モノづくり・ウワサづくり・売上づくりのデザイン」を理念と掲げ、様々なデザイン事業を展開する。
中古建築の再生に特化した「リノベエステイト」代表。一級建築士としての経験に基づき多数のリノベーションを手がける。社団法人リノベーション住宅推進協議会九州部会長として、既存住宅市場拡大のための様々な活動に携わり、講演活動も積極的に行う。
一級建築士(登録番号 第271276号)
宅地建物取引士(登録番号 (福岡)第042228号)
リノベーション住宅推進協議会 九州部会会長
サウナ・スパ プロフェッショナル(管理士)
社団法人 福岡県建築士会会員